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インタビュー ~外国人から見た日本、水戸~<パキスタン・イスラム共和国>

2017/04/20

ガザールサイド(パキスタン・イスラム共和国)
水戸市国際交流センターで開講している日本語教室に通う生徒さんです。

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国旗:白は平和を表し、緑はイスラム教の聖なる色であり、国の繁栄を表しています。三日月は進展と発展を、星は公明と知識を表しています。


*初来日はいつでしたか。また、きっかけはなんですか?
私が小学校2年生の時に、父の仕事の関係で日本に来ました。それから6年間を日本で過ごし、パキスタンへ一時帰国しました。パキスタンへ帰ったのは、私と兄だけで、両親と弟妹は、日本に残っていたので、帰国してからも、家族に会いに何度か日本に遊びに来たりしていました。そして、パキスタンでの学業が終わり、1年前に日本に戻って来ました。

*日本に来て困ったことはありましたか?
日本語の勉強がとても難しかったです。来日した当時、私は小学2年生の年齢でしたが、日本語の「あいうえお」から勉強するために、小学1学年に編入し、日本語の勉強を始めました。それに、日本語で他の科目の勉強をするのも大変でした。

*イスラム教徒の方にとって、日本での生活は大変ですか?
イスラム教には、日の入りから日の出までの間は断食をする「ラマダン」という月が1年に1度あることや、宗教上、豚肉やお酒など口にすることができないものがあること、女性は髪や肌が見えないよう、服装に気を付けなければならないこと、毎日決まった時間に1日5回のお祈りがあるなど、様々な習慣があります。ですが、私の周囲の人や、まだ学生の弟妹たちも学校からの理解があり、イスラム教徒としての生活を送ることができています。食事に関しても、「ハラール」というイスラム教徒でも食べられるように特別な処理がされているお肉などが日本でも売られているし、食品の成分表を見れば食べてもいいものなのかを判断ができるので、あまり困っていることはないです。ただ、日本には、パキスタンの民族衣装の買えるお店がないので、そういったお店が日本にもできたら嬉しいです。

*とても素敵なお洋服とスカーフですね。
ありがとうございます。「アバーヤ」というロングコートのような服の下には、「シャルワー」というズボンや、「カミース」というワンピースなど、パキスタンの伝統的な服を着ています。頭に巻いている「スカーフ」は20枚以上持っていて、その日の気分や洋服に合わせたものを巻いています。イスラム教では、女性は家族以外の男性に髪を見せてはいけないので、外出するときなどは必ずスカーフを着けています。人によっては、家でもスカーフを外さない人もいますが、私は、家にいるときだけはスカーフを外しています。

*日本の好きなところはどこですか?
日本人は優しく接してくれるし、嘘をつきません。日本語教室の先生方も一生懸命に日本語を教えてくれます。それに、日本は清掃が行き届いていてきれいですし、気候もパキスタンより涼しいので、過ごしやすいです。あと、日本料理も好きです。お寿司や、お味噌汁、焼きそば、おにぎりなどが好きです。家では母がパキスタン料理だけでなく、日本料理も作ってくれるのですが、それもとてもおいしいです。

*将来の夢を教えてください。
イスラム教の聖地とされているメッカ、マディーナへ行ってお祈りすることが夢です。イスラム教徒の多くは私と同じ夢を持っていると思います。私の父と母はメッカへ行ってお祈りをしてきたことがあるので、私は兄妹たちと一緒に行ってみたいです。あとは、これからもずっと日本に住んでいたいし、海外旅行もたくさんしたいです。

  ※メッカ…サウジアラビアに位置するイスラム教最大の聖地。
  ※マディーナ…サウジアラビアに位置し、メッカに次ぐイスラム教第二の聖地。

*パキスタンで好きな場所を教えてください。
バードシャーヒー・モスク(Badshahi Mosque)や、ファサイル・モスク(Faisal Mosque)という礼拝施設や、世界遺産に登録されているシャーラマール庭園(Shalimar Garden) なども素敵です。

水戸市国際交流センターにて 2017.3.22